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  コラム『ビジネスとプライベートが交じり合うひととき』
昔も今も “ ビジネスとプライベートが交じり合う ” 赤坂

まず、われわれ Akasaka Breakfast Club の面々が毎週のごとく集う “ 赤坂 ” という地について、その歴史を紐解いてみとうございます。

“ 赤坂 ” という地名が史事に名を表し始めまするは、鎌倉時代。その折々、勢力に任せた地頭の領するところと相成り申したのでございます。「十六夜日記」などをご覧遊ばせば、当時の赤坂を偲ばせることこの上なきものと思われます。

また江戸時代。この頃の赤坂は大名や旗本の武家地であったと申し伝えられておりまする。お武家様がこのあたりを闊歩しておったなのどということは、いまでは想像もつかぬことでございます。

さて、時は近代 “ 明治 ” の世になりますると、霞ヶ関から永田町にかけて、各官庁や国会などの国家政治の中枢機関が建設されるようになったのでございます。それに伴い、赤坂のある一帯には、料理屋、芸妓屋、寄席、待合などが店を開き、それはそれは賑わいをみせはじめたのでございます。昭和の世になりますと、待合・料理屋、芸妓屋は 100 件を有に超え、芸者も 400 人以上おったと記録には残っておりまする。このころの赤坂は要人・軍人が闊歩し、文字通り “ ビジネスとプライベートが交じり合った ” のでございましょう。

今ある赤坂の容貌が形作られたのは、 1955 年、現在のTBSがこの地に居を構えたところから始まるのでございます。TBSはその名を「ラジオ東京」と申しておりましたが、 1960 年に現在のTBS(正式名称 “ 東京放送 ” )となり申したのでございます。ここに来てまた赤坂の町並みが一変いたします。このテレビ局の開設によって、 “ 政治家や財界人たちのビジネスとプライベートが交じり合う赤坂 ” から、 “ 有名芸能人やその関係者たちのビジネスとプライベートが交じり合う赤坂 “ に変貌していったのでございます。

「しかしテレビ局が開設しただけで、何ゆえ変貌をとげたのじゃ?」と思われた貴殿。あなたは勘がするどうございます。さよう、実はTBSの開設後、このあたりには赤プリを筆頭に、ニュージャパン、オークラ、オータニと次々と大型ホテルが開業。それに伴い、今の赤坂を見事に彩る夜の店々が次々に扉を開けたのでございます。それに伴い、 “ さまざまな面々のビジネスとプライベートが交じり合う赤坂 ” となってしまったのでございます。

<さてと...>

さて、赤坂といえば、ロスインディオス:「コモエスタ赤坂」、ちあきなおみ:「赤坂の夜は更けて」という名曲が有名ではございますが、赤坂ブレックファーストクラブも近年、 21 世紀の新しいコミュニティのスタイルとして、特にビジネスマンの間で有名になっているようでございます。

早朝、 7 時にオープンする我々の本拠地であり、現代の芸妓屋 “ タリーズ赤坂店 ” 。

地下鉄から地上に出ると、毎夜の喧騒がウソのように静まり返った赤坂通りに出るのでございます。一ツ木通りに行くために交差点で信号を待つ間、目の前では、先を争うようにタクシーと清掃車が行きかうのでございます。不機嫌そうなキレイなお姉様方は、タクシーに一刻も早く家路に飛ばすよう指示を出し、分別がなされていないゴミを苦々しく思う清掃員の方々は、清掃車にゴミを投げ入れながら走り続けるという一種異様な光景が繰り広げられるのです。

 さて、芸妓屋もとい、タリーズ赤坂店に入ると、にこやかな顔で芸妓さんもとい、店員さんが出迎えてくださるのでございます。オープンと同時にすべりこむ我らがカリスマ店長は、「いつもの。」と注文し、いつものテーブルに居を構え、皆を待つのでございます。カリスマ副店長やその他メンバーがちらほらと現れ、おおよそのメンバーが顔をそろえるのは、いつもどおりの 8 時過ぎになるようでございまする。

 さてさていつものメンバーが揃ったところで、なにげなくこの1週間にあった出来事について徒然なるままに語り始めます。たいそうな話でもないのに、これだけのメンバーが集まるとさまざまな角度からのツッコミが入り、無駄な贅肉をそぎ落とした水泳選手のような美しいストーリーへと変貌してくのは、そこはかとなくうつくしゅうございます。いつの間にか政策論から人材論、はたまた外交論まで発展することも至極当然のように感じられまするは、殿方またご婦人方のたぐいまれなる容姿とおつむの賜物でございましょう。

 「世が世なら、どんな格好で闊歩していたことか...。」そんな多種多様なビジネスマンが集い “ ビジネスとプライベートが交じり合うひととき ” をお過ごしになる。

これが Akasaka Breakfast Club が『知的充電の場』と言われる由縁かもしれませぬ。

8 時半を過ぎる頃にはゲストも登場し、ゲストへの集中砲火の如き質問攻撃が始まるとその騒ぎはピークに達するのでございます。

9 時を過ぎるとちらほらと、「そろそろ始業なんで...」と始業時間の早い出社組が席を立ち始めまする。 9 時半には「じゃ、そろそろ...」の声で散会となり...。

今日も充電完了、っと。さてがんばってお仕事しましょう。

そうしてあるものは外堀通り方面へ、あるものはタクシーへ乗り込み、またあるものは地下鉄へ続く階段を降り...。それぞれの場に戻っていくのでございます...。

そんなこんなの “Akasaka Breakfast Club” 。

みなさんもぜひ朝から熱〜い人たちと熱〜いコーヒーを飲んでみませんか。

さてと...ぼちぼち私も仕事に行きますか...。

(平間稔啓)

 
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